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牢记核心词

学习得礼盒

2008年全国考研日语真题和答案

2013-08-16 19:28:45来源:网络

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 社会が複雑になって分業が進み、生活に必要なことの多くを他人の手に委ねるようになると、人間の思考はバランスを失い、価値判断に前後の脈絡がなくなります。そのような社会現象がリサイクルに及び、「環境主義の両価性矛盾」を生み出しています。

 「両価性」とは、本人がそうと気づかぬまま、同時に正反対の行動をとることを言います。たとえば、ケーキの食べ放題(自助餐)に夢中になりながらダイエットに精を出すといった行動です。

 リサイクルは環境を守り、資源の枯渇を防ぐことをその目的としているので、環境に優しいことを標榜する製造メーカーは「製造量、販売量を少なくする。製品の寿命を延ばす」ことに全力を尽くすはずです。( ア )、現実には本音で原産、販売量の減少を目標としている会社はまずありません。むしろ、増産、販売量の増大を計画している場合がほとんどです。これは両価性です。(中略)

 産業界全体を覆うこの両価性矛盾は、新聞などのマスコミにも広がっています。(中略)個人でも、37会社では企業人として増産に知恵を絞り、家庭では市民としてものを倹約するという例が見受けられます。

本来、正常な人間は価値観の違うことを同時にすることにストレスを感じるものです。しかし、現在の日本では社会自体が大きな矛盾を抱えているので、両価性が直接的なストレスにならず、じわりじわりと社会を蝕んでいると言えるでしょう。

 両価性矛盾は環境保護活動全般に及んでいます。その著しい例が、「リサイクル推進派の人間で38現実にリサイクルをしている人はまれだ」という現象です。ほとんどの人はペットボトルをリサイクル箱に入れたり、新聞紙を束ねて出したりしているだけで、実際にはリサイクルをしていないのです。

 ペットポトルをリサイクルするというのは、自分でペットポトルを回収工場まで持って行き、そこできれいに洗ってラベルをはがし、キャップをとって成型機で成型し、もとのペットポトルにすることです。また、紙をリサイクルするというのは、「紙を束ねて出す」のではなく、自分で薬品を使ってインキを除き、夾雑物を取り去り、短い繊維を除き分け、抄いて紙にすることです。

 かつて江戸時代に行われたリサイクルのほとんどは、自分でするリサイクルでした。そのためにリサイクルの苦労も体感していたし、リサイクルすることによってかえって生産を阻害することは避けました。もちろん、他人に向かって「私はリサイクルしている」などといったポーズをとることなど、考えもしなかったでしょう。

 物事が現実のものとして感じられるときには、両価性は消えていきます。


36.文中の( ア )に入れるもっとも適切なものはどれか。

[A]そこで[B]あるいは    [C]しかし    [D]したがって

37.筆者は「会社では企業人として増産に知恵を絞り、家庭では市民としてものを倹約する」人がストレスを感じないのはなぜだと言っているか。

[A]現代のような複雑な社会では、正常ではない人間もいるから。

[B]個々の価値観による行動の不一致は社会を少しずつ蝕むから。

[C]分業が進み複雑になった社会では、ある程度矛盾が生ずるのは仕方ないと思うから。

[D]大きな矛盾を抱えている社会では、正反対の行動をしていても矛盾に気づかないから。

38.文中「実にリサイクルをしている人」とはどういう人は。

[A]リサイクル資源を自分の手で再生する人

[B]実際にリサイクル資源を回収場所まで運ぶ人

[C]リサイクル資源を回収し、再生された物を使う人

[D]自分だけでなく地域全体のリサイクルを推進する人

39.文中の製造メーカーに関する両価性の説明として正しいものはどれか。

[A]環境保護を標榜しながら、原産に努める。

[B]環境への優しさを主張しながら、増産を計画する。

[C]資源の枯渇を防ぎながら、製品の寿命を延ばす努力をする。

[D]環境を守りながら、製造量を少なくすることに全力を尽くす。

40.筆者がこの文章で言いたいことはどれか。

[A]現在のリサイクルのやり方は矛盾が存在する。

[B]現在のリサイクルのやり方は江戸時代よりいい。

[C]現在のリサイクルのやり方でも少しは環境保護に役立つ。

[D]現在のリサイクルのやり方は製造量の減少に役立っている。


本文关键字: 考研日语 日语真题

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